自動ドアのメンテナンス・お手入れ方法!安全に行うための注意点
自動ドアの寿命を長くするには、お手入れやメンテナンスが欠かせません。定期的に点検を行うことで、自動ドアの故障によるトラブルが未然に防げるため、利用者の安全性も確保できます。本記事では、自動ドアのメンテナンス方法と、お手入れをする際に注意すべきポイントについて詳しく解説します。
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自動ドアのお手入れ方法
自動ドアを安全に使用するには、日頃から定期的にお手入れをすることが重要です。デリケートで複雑な構造をしているため、難しく感じられるかもしれませんが、専門知識が無くてもできるお手入れ方法はあります。ここでは、自動ドアのお手入れ方法をドアの部位別にご紹介します。掃除を行う際に参考にしてください。
ドア
ドアのガラスやサッシ部分を綺麗にお手入れすることで、美しい外観が保てます。まずは、濡れ雑巾で表面に付着したホコリや汚れを丁寧に取り除いてください。その後、柔らかい布で乾拭きし、水分を完全に拭き取ります。中性洗剤を水で薄めたもので拭くとより綺麗になります。
ただし、自動ドアの種類ごとに適した洗浄剤が異なるので、洗剤は取扱説明書を確認してから選んでください。また洗浄剤を使用した際は、洗剤が残らないように水拭きと乾拭きで十分に拭き取る必要があります。
センサー
人の動きを感知するセンサーにホコリや汚れが付くと、正確に検知できないため誤作動を起こすようになります。センサーを清潔に保つには、柔らかい布を使用してセンサーの表面を優しく拭き取りましょう。汚れが取れない場合は、水拭きをした後に乾いた布で水分を取り除き、綺麗になったかを確認してください。
それでも汚れが取れない時は、自動ドアメーカーが推奨する専用の洗浄剤を使用することも可能です。ただし、推奨されていない洗浄剤を使用するとセンサーの動きが悪化する場合があるので、注意してください。
レール
レール部分に小石やゴミなどの異物が挟まると、ドアが開閉する度に擦れたような異音が生じたり、酷くなるとドアが動かなくなったりします。ドアのスムーズな動作を維持するには、レール部分を定期的に掃除してホコリや汚れ、異物を取り除かなければなりません。まずは、小石やゴミなど大きい異物を掃除機で取り除きます。その後、ホコリや汚れを取るために柔らかい布でレールを拭きましょう。
自動ドアを手動で左右にスライドさせ、レールの隅々まで掃除してください。また、レールに潤滑剤を塗布する場合は、取扱説明書を確認して適切な商品を選び、レール全体に均等になるよう塗布しましょう。ただし、潤滑剤を塗り過ぎると逆効果になる場合があるため、適量を守ることが重要です。
自動ドアをメンテナンスする際の注意点
自動ドアをメンテナンスする際は、いくつかの注意点を押さえることが重要です。まず絶対に忘れてはならないのが、電源を切ってから作業を行うことです。作業中に自動ドアが動いてしまうと、指が巻き込まれるなど、怪我をする恐れがあります。また、自動ドアには電子部品など水に弱い部分があるので、水がかからないように保護してから作業を進めてください。水が内部に侵入すると故障の原因になるので、注意が必要です。
また、メンテナンスした作業内容や交換した部品などを記録しておくことも重要です。記録を残しておくと、将来トラブルが起きた時にどのように対応したら良いのかが分かったり、メンテナンスの効果があったのかを評価したりする際に役立ちます。
安全に使えるように、定期的なメンテナンスを心がけよう
本記事では、自動ドアのメンテナンス方法とお手入れをする際に注意すべきポイントについて解説しました。定期的に行うお手入れは、自動ドアの性能と耐久性を維持する上で重要です。ただし、作業を行う際は電源を切ったり、電子部品に水がかからないように保護したり注意すべき点がいくつかあります。利用者が安心して使用できるように、注意すべきポイントを押さえながら定期的にメンテナンスを行いましょう。