自動ドアのセンサー6種類!特徴を理解して環境に適したものを選ぼう
自動ドアに付いているセンサーは、人の動きを感知してドアの開閉のタイミングを決める役割を持っています。センサーには色々な種類があり、それぞれ特性が異なるため、導入する環境に適したものを選ばなければなりません。本記事では、自動ドアに付いているセンサーの種類とそれぞれの特徴について詳しく解説します。どのような自動ドアを導入するかで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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自動ドアのセンサーの種類と特徴
自動ドアのセンサーには色々な種類があります。センサーで人を感知して開くものから、手をかざしたりスイッチ部分に触れたりして開くものまで様々です。中には顔認証でドアを開けるような自動ドアもあります。ここでは、自動ドアのセンサーの特徴を種類ごとに詳しくご紹介します。どのような環境に導入するのかを考慮した上で、専門家のアドバイスを受けながら適切なセンサーを選びましょう。
タッチスイッチ
タッチスイッチは、自動ドアの表面に張り付けられている場合が多く、スイッチに触れることでドアを開閉させるセンサーです。物理的に触れなければ反応しないため、人通りが多い環境でも周囲の人の動きに影響されにくいといったメリットがあります。そのため、ドアと道との間が狭い環境に適したセンサーです。
ただし、タッチスイッチは利用者がスイッチに触れなければならないため、感染防止対策には向いていないでしょう。
手かざしセンサー
手かざしセンサーは、特定の場所に手をかざすとドアが開閉するようにできています。ドアに直接触れる必要がないため、ウイルスや細菌などの接触感染を防ぐのに効果的です。また、手をかざさない限りドアは開かないので、自動ドアを設置する周辺が人通りの多い場所であっても、意図せずにドアが開閉してしまうという問題がありません。
無目式人感センサー
無目式人感センサーは、自動ドアの上部に設置され、赤外線や超音波によって人の動きを感知してドアを開閉させます。利用者が直接触れることなくドアを開けられるので、利便性が高いだけでなく、感染症のリスクを減らす効果も期待できるでしょう。
また、広範囲にわたり人の動きが感知できるため、商業施設など人の移動が多い施設で使用されていることが多いです。ただし、外部の影響を受けやすく時々誤作動を起こすことがあるため、注意しましょう。
リモコン
リモコンセンサーは、車の鍵を開けるのと同じようにリモコン装置を使用してドアを遠隔操作します。リモコンを持っている人だけが開けられるため、セキュリティを強化する上でも効果的です。体が不自由な方のお宅や工場、オフィスなどで使用するのに適したセンサーだと言えるでしょう。
顔認証
自動ドアのセンサーの一種として、利用者の顔を認識してドアを開閉する顔認証センサーがあります。顔認証センサーでは、個人ごとに設定されたデータを基に登録された利用者の顔を識別します。認証された利用者だけがドアを開けることができるので、不正な侵入を防げます。ただし、認証システムが故障した時のことを考えて、自動ドアを開ける別の方法も用意しておくことが重要です。
マットスイッチ
最近では見られなくなりましたが、以前は多くの自動ドアで、マットスイッチタイプのセンサーを使用していました。マットスイッチは、床に敷設されたセンサーマットを踏むことでドアが開閉されます。手を使わずにドアが開閉できるというメリットはありますが、センサーを設置する際に床の工事が必要であったり、浸水による故障が頻繁に起こったりと問題点が多かったため、最近ではほとんど使われていません。
使用する環境に適したセンサーの自動ドアを選ぼう
本記事では、自動ドアでよく使用されるセンサーの種類とそれぞれの特徴について詳しく解説しました。自動ドアで使用されるセンサーには、タッチスイッチ、人感センサー、リモコン、顔認証など色々とあります。メリット・デメリットはセンサーの種類ごとに異なるので、施設のニーズや使用する環境に適したセンサーを選ぶことが重要です。